脳神経外科

頭痛は誰もが経験する、一般的症状です。

しかし、その頻度と程度が問題であり、社会生活や、日常生活に支障を来す方も大勢います。片頭痛や緊張型頭痛は、生活習慣の工夫や、薬物治療により改善が望めます。

しかし希に、生命にかかわったり、重い後遺症を残すような疾患が、頭痛で始まることもあります。

具体的には、くも膜下出血や、脳腫瘍、頭蓋内出血などです。その頭痛を、初期の段階で見極めるためには、症状経過と神経診察、頭蓋内を直接観察するCTやMRIなどによる検査が必要となります。

頭痛でお困りの方は、是非一度、ご相談下さい。

めまいは、様々な原因で生じます。貧血や疲労が原因のこともあれば、心疾患や脳の疾患でも生じます。脳の疾患を見極めるためには、神経診察と頭部CT,MRIなどによる画像評価が重要となります。

脳の疾患では、後遺症が残ることも多く、早期に発見することが大切です。めまいでお困りの方は、一度ご相談ください。

認知症は記憶力に限らず、様々な認識力、思考能力が病的に低下する疾患です。アルツハイマー型認知症の根本的な治療は、未だ確立していません。しかし、認知機能障害の中に、治せる可能性のある疾患が隠れていることがあります。頭蓋骨の中に、ゆっくりと血液がたまったり、髄液という液体が貯まることにより発症する、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症などが、その疾患です。

早期であればあるほど、改善は良好です。物忘れなどの認知機能障害で、お悩みの方は、一度来院ください。

脳卒中とは、脳内出血、脳梗塞、くも膜下出血など、頭蓋内で脳の血管が出血したり、詰まったりして、突然、生じる疾患です。

一般的には、障害された脳の部分に応じた症状（喋りづらい、言葉が出ない、左右どちらかの手足が動かない、しびれる、目が回る、歩きづらいなど）が出ますが、軽症の場合は、自分では気づかないことや、気づいてもなんとか仕事もできるのでと、放置して悪化してしまい、治療のタイミングを逸してしまう方もいらっしゃいます。症状があるなら、救急車で病院にいかなくてはいけない疾患です。

しかし、軽症の場合は、病院への受診を遠慮してしまう方もおられます。当院は、そのような方も、なるべく１度の受診で、結論がでるように対応したいと考えております。

少しでも不安に思う症状があるようなら、受診をしてみてください。

脳の疾患は、一度発症すると、一生涯、障害が後遺症として残ることもあります。

脳卒中の多くは、生活習慣の変更により、また生活習慣病と言われる高血圧、糖尿病、脂質異常症などの薬物治療などにより、予防ができ、あるいは発症年齢を遅らせられるものです。さらに、一度脳卒中になられた方は、再発しやすい傾向にあるため、再発を防止することが、とても重要となります。

そこで、内科的疾患の管理が非常に重要となるため、その治療、指導にも力を入れたいと考えております。

頭部を打撲すると、頭痛が続くことや、嘔気嘔吐が続くことがあります。

また頭を打ったときに意識を失う事もあります。そのような場合、経過を見ていて良いのか、病院へ行くべきなのか、入院が必要なのか、具体的には、出血があるかないか、これから悪化する可能性があるかの判断が必要となり、医師でも判断が難しい場合もあります。

当院は、すぐに頭部CT、MRIを行える体制を整えております。早急な判断が必要な場合もありますので、診療時間内であれば、いつでもご相談ください。